危機感を力に変えようぜ、ロータリアン!
ロータリーとよく比較される団体に、ライオンズクラブがあります。
以前、ライオンズの方から、「ロータリーは“I Serve”、ライオンズは“We Serve”」と聞いたことがあります。
「I Serve」はロータリーの公式標語ではありませんが、個々の職業や専門性を生かすロータリーと、組織の力を結集して奉仕するライオンズの違いを、端的に表した言葉なのでしょう。
では現在、どちらに勢いがあるのでしょうか。
世界の会員数は、ロータリーが120万人超、ライオンズが140万人超。
クラブ数も、ロータリーの45,000超に対し、ライオンズは約50,000です。
日本でも、確認できる直近の数字では、ロータリーが約83,500人・2,192クラブ、ライオンズが約93,700人・2,702クラブ。単純な規模では、ライオンズが上回っています。
さらにライオンズは現在、「ミッション1.5」を掲げ、2027年までに世界会員150万人を目指しています。クラブ支部や家族会員など、参加しやすい入口を増やしながら、組織全体で会員増強に取り組んでいます。
率直にいえば、会員増強に対する危機感と熱量では、今のライオンズに勢いを感じます。
一方、ロータリーには、ポリオ根絶、平和センター、グローバル補助金、青少年交換、米山記念奨学事業など、長い時間をかけて築いてきた大きな財産があります。活動内容で劣っているわけではありません。
問題は、その価値が外部に十分伝わっているか、そして、私たち自身がその価値を語れているかです。
どれほど素晴らしい活動をしていても、地域の人に知られていなければ、存在していないのと同じです。
「ロータリーという名前は知っているけれど、何をしている団体か分からない」と思われているとしたら、それは活動不足ではなく、発信不足なのかもしれません。
そして、会員増強は会員増強維持委員会だけの仕事ではありません。
ニュースレターを一人に渡す。
SNSの投稿をシェアする。
例会やイベントに知人を一人誘う。
自分がロータリーで経験したことを、自分の言葉で伝える。
一つひとつは小さな行動ですが、全会員が動けば大きな力になります。
川口モーニングRCでは、イベントを通じた出会いづくり、ニュースレターの発行、SNSやYouTubeでの発信、国際大会でのブース出展など、外に開かれたクラブを目指してきました。
こうした挑戦を一過性のものにせず、次の入会、次の奉仕、次のリーダーへつなげていかなければなりません。
危機感を持つことは、悲観することではありません。
このクラブを次の世代へ残したい。ロータリーの価値を、もっと多くの人に知ってほしい。その思いを行動へ変えることです。
ライオンズに勢いがあるなら、素直に学べばよい。
そして、ロータリーにしかない強みを、私たちらしい方法で磨き、発信すればよいのではないでしょうか。
「誰かが会員を増やしてくれる」ではなく、「私が一人に伝えてみる」。
その一歩から、川口モーニングRCの新しい勢いを、皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
数値は、国際ロータリー、ライオンズ国際協会、『ライオン誌』2024年秋号などの公表資料を基にしています。日本の両団体の集計日は異なるため、厳密な同日比較ではありません。