Voluntary Service
奉仕活動
ロータリーの奉仕活動
ポリオ撲滅から環境保護まで幅広く取り組んでいます
ロータリークラブは、自らの職業を通じて
地域や社会に貢献しようとする会員の集まりです
ロータリークラブの会員は、自分の職業を通じて社会に貢献するとともに、地域や世界の課題に取り組むためにさまざまな奉仕活動を行っています。
ロータリークラブの奉仕活動には、五大奉仕と呼ばれる5つの部門があります。
それぞれがロータリークラブの理念や目標に沿って、異なる側面から奉仕を実践しています。
社会奉仕活動
社会奉仕活動とは、ロータリークラブが地域社会や世界社会に対して行う慈善的な活動です。
ロータリークラブは、自分たちが暮らす地域や世界が抱える問題やニーズを調査し、それに応じてプロジェクトを立案・実施します。
プロジェクトには、ボランティア活動や募金活動、物資提供や教育支援などが含まれます。
社会奉仕活動の分野は多岐にわたりますが、ロータリークラブは特に以下の7つの活動分野に力を入れています。
- 平和の推進
- 疾病との闘い
- 水と衛生
- 母子の健康
- 教育の支援
- 地域経済の発展
- 環境の保護
これらの活動分野は、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)とも一致しており、ロータリークラブは国連やその他のパートナー団体と協力してプロジェクトを進めています。
社会奉仕活動の事例としては、以下のようなものがあります。
- ポリオ撲滅キャンペーン:
1985年から続けられているロータリークラブ最大規模のプロジェクトで、世界中でポリオワクチン接種や啓発活動を行っています。
- 災害支援:
地震や洪水など自然災害が起きた場合、被災地に救援物資やシェルターボックス(簡易住居キット)を送ったり、復興支援プロジェクトを行ったりしています。
- 環境の保護:
気候変動や生物多様性の減少など環境問題に対応するため、植林や清掃、再生可能エネルギーの普及などのプロジェクトを行っています。
社会奉仕活動に参加する方法は、以下の通りです。
- ロータリークラブに入会する:
ロータリークラブに入会すれば、自分の地域や世界で行われているプロジェクトに参加できます。また、自分でプロジェクトを立案・提案することもできます。
- ロータリー財団に寄付する:
ロータリー財団は、ロータリークラブの奉仕活動を支援するための財団です。
寄付は、ポリオ撲滅キャンペーンやグローバル補助金などのプログラムに活用されます。
- ロータリー行動グループやロータリー親睦活動グループに参加する:
ロータリー行動グループは、特定分野を専門とするロータリー会員とその友人や家族が集まる国際的なグループです。
ロータリー親睦活動グループは、同じ趣味やアイデンティティに基づいて会員が交流を深めるグローバルなコミュニティです。
これらのグループは、社会奉仕活動に関心がある人たちが知識や経験を共有したり、協力したりする場です。
職業奉仕活動
職業奉仕活動とは、ロータリークラブが自分たちの職業を通じて社会に貢献する活動です。
ロータリークラブは、自分たちの職業に誇りを持ち、高い倫理観を持って仕事を行うことを目指しています。
また、自分たちの職業の知識やスキルを生かして、地域社会や世界社会のニーズに応えることも目指しています。
職業奉仕活動の分野は多岐にわたりますが、ロータリークラブは特に以下の4つの目標に力を入れています。
- 職業倫理観と尊敬の念を高める
- すべての職業が社会に貢献できることを認識させる
- 職業上の問題や機会に対応する能力を向上させる
- 職業上の知識やスキルを奉仕活動に生かす
職業奉仕活動の事例としては、以下のようなものがあります。
- 職業紹介:
ロータリークラブが自分たちの職業について紹介したり、ほかの会員から聞いたりすることで、職業間の理解や尊敬を深めます。
また、学生や若者に対しても職業紹介を行い、キャリアガイダンスや就職支援を行います。
- 職業訓練:
ロータリークラブが自分たちの職業の知識やスキルをほかの会員や地域社会の人々に教えたり、学んだりすることで、職業能力を向上させます。
また、発展途上国や災害地などに対しても職業訓練を提供し、生活向上や自立支援を行います。
- 職業奉仕賞:
ロータリークラブが自分たちの職業で優れた業績や貢献をした会員や地域社会の人々に対して表彰したり、推薦したりすることで、職業倫理観や尊敬の念を高めます。
また、ロータリー財団が提供する奨学金やフェローシップなども職業奉仕賞の一種といえます。
職業奉仕活動に参加する方法は、以下の通りです。
- ロータリークラブに入会する:
ロータリークラブに入会すれば、自分の職業を通じて社会に貢献できる機会が増えます。
また、ほかの会員から職業に関するアドバイスやフィードバックを受けることもできます。
- ロータリー国際親善奨学生になる:
ロータリー国際親善奨学生は、ロータリー財団が提供する奨学金プログラムです。
海外で1年間学ぶことで、自分の専門分野を深めるとともに、異文化理解や国際協力の精神を育みます。
- ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)に参加する:
RYLAは、ロータリークラブが主催する青少年向けのリーダーシップ育成プログラムです。
数日間の合宿やワークショップで、コミュニケーションやチームワークなどのスキルを身につけるとともに、ロータリアンから職業指導を受けることができます。
以上が、ロータリークラブの奉仕活動における社会奉仕活動と職業奉仕活動の概要と事例です。
ロータリークラブは、これらの活動を通じて、地域社会や世界社会に貢献し、平和と友好の輪を広げています。
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